『四月一日さん家の』 第三話~第十二話(終)

(C)「四月一日さん家の」製作委員会

問題作?

 今季最大の拾い物であり、実は最大の問題作でもある(と、私は思っています)この作品、やっぱり気になるのがこれは果たしてドラマなのか、それともアニメなのかという点なのですけど、それを論じるには私には荷が重すぎるので、深く突っ込むのはやめておきます。おそらく一般的な分類としてはドラマなのでしょうけど。でも強引に取り上げちゃいます。面白かったから。

面白い!

 そうです、これ、むっちゃ面白かったです。VTuberがドラマを演じる――とだけ聞くとかなり無謀な企画に聞こえますけど、慣れていくのか、最後の方はほとんど違和感を感じなくなっていました。たぶん、キャラクターの造形も上手いんでしょう。それぞれの性格に合っていましたし。あ、あと、彼女たちの着ている服もそれぞれにぴったり合ってて、良かったです。と思ったら、スタイリストは伊賀大介さんでした。それと、録音に小林武史さんというお名前があったんですけど、同姓同名ですよね。

 プロデューサーさんのインタビューを読むと、『やっぱり猫が好き』を意識して作ったということでした。ですよね。

 果たしてこの作品がこれからのドラマの新しい扉を開くことになるのか――たぶんならないでしょうし、ならなくてもいいんですけど、新しい試みって楽しいです。こういうの、また作ってほしいですね。

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