『四月一日さん家の』 第一話~第二話

(C)「四月一日さん家の」製作委員会

アニメ作品?

 まず、これをアニメ作品と呼んでいいのかどうかという問題があるんですけど……私としては、はっきり言ってどっちでもいいんですけど、テレビ東京のドラマ25枠で放送されているし、Wikipediaでもテレビドラマと書かれています。あ。ちなみに、四月一日と書いて、「わたぬき」と読みます。

 なぜこれをアニメモランダムで取り上げるのかというと、出演者(?)が現役のバーチャルYouTuberだから。つまり、キャラクターは3Dアニメーションなわけです。バーチャルYouTuberが俳優としてドラマに出演しているという(ややこしい)体で制作されているんですね。なので、画面上ではあくまでも3Dアニメーションのキャラクターがわちゃわちゃしているということになります。一見、3D(ちょっとしょぼいです)アニメです。

VTuber出演ドラマ?

 ただし、キャラクターの動きが、どうもモーションキャプチャーっぽいんですよね。でも、それってVTuberの中の人の動きですよね。それを果たしてVTuberの演技といっていいのかは(そもそもそれを演技と言っていいのかというのも)置いておくとして、そんなことは心底どうでもいいので、ここで取り上げちゃいます。

 内容は、VTuberの三人が演じる三姉妹による、基本、家の中のシチュエーションコメディ(今のところは)です。さて。この設定、一定以上の年齢の人は、あるTV番組を連想するのではないでしょうか。はい、そうです。『やっぱり猫が好き』です。

やっぱり猫が好き

『やっぱり猫が好き』は、1998年(まじか!)から1991年まで放送された深夜ドラマです。脚本は三谷幸喜さん。彼が映画を撮る前、もっと言うと『古畑任三郎』を手掛ける前ですね。もたいまさこさん、室井滋さん、小林聡美さんが三姉妹という、絶妙のキャスティングで、むちゃくちゃ面白かったです。

 この作品、内容とノリはほぼあの感じ。というか、まんま、です。というか、よくもまあ臆面もなくパク……ゲホゲホ、な感じです。いえ、いいんです。面白ければ。

 そうなんです。何の気なしに見始めたんですけど、これ、結構面白いんです。脚本家は毎回違うみたいで、二回めはシソンヌの人でした。こういうのは脚本が命ですからね。あと、VTuberさんたち(厳密に言うとその中の人たち)も意外と上手くて、これはなかなかの拾い物でした。

 でもやっぱり、アニメじゃなくてドラマなんでしょうね、これ。

タイトルとURLをコピーしました