私はあまりネットの評判などを見ないので、この作品がどのように受け止められているのか分かりませんけど、私はかなり好きです。基本的にはちょっと懐かしい感じさえする王道のＳＦ少年漫画の雰囲気なんですけど、非常に今日的な切り口を持つストーリーで、結構ずっしりきます。
多面的
まず面白いのが、この作品、当初主人公が何者なのか分からない状態からスタートしているんですね。一応地球に攻めてくる勢力と、それに対抗する勢力がある。で、それぞれの勢力の実態と主人公の正体が徐々に明かされていくんですけど、どの陣営が正しいのか、それが揺らいでいくんです、いい意味で。それぞれが正義を掲げているけれど、本当はどれが正義なのか、見ていてわからなくなっていく。そこがすごく面白い。
でもそれは現実では当たり前ですよね。どの立場に立つかによって、物の見方は変わってきます。そういうのを、エンターテイメントに落とし込んでいるところがなかなか骨太でいい感じです。
期待大
これ、原作は水上悟志さんという漫画家さん（私は読んだことがなかったです）の書いたネームを基にしているそうです。珍しいパターンですよね。どういう経緯でネームの段階のものをアニメ化することになったのかまでは知りませんけど、面白いです。
キャラクターデザインなど、一見地味な感じですけど、実は、私的には今期の裏ベストワン最有力候補（表は……進撃かなぁ）だったりします。内容的には十分２クールくらいかかりそうなんですけど、どうなのかなー。とにかく毎週楽しみにしています。
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