『真夜中のオカルト公務員』 第五話~第十二話(終)

©2019 たもつ葉子/KADOKAWA/「真夜中のオカルト公務員」製作委員会

 独自の観点で展開してきましたこの作品、最後までその独自のスタンスを崩すことなく――地味と言えば地味ですけど――安定したまま終了しました。

人とは相いれない存在

 途中、主人公のアラタくんとは見解を真逆にする人物が登場して、対立のドラマが生まれましたけど、とりあえずは大きな衝突も回避された形で事態は収拾しています。主人公たちの所属しているのが公務員ですからね。組織の中での大きなバトルは発生させにくいのかも。

 見ているほうは、アナザーのことを知れば知るほど、そちらに感情移入してしまいがちになっていくのですけど、一方でアナザーの怖さも要所要所で出てきて、そのあたりがやっぱりこの作品独自の魅力となっています。おそらく一つの回答が得れるようなものではないのでしょうけど、なかなか興味深いテーマだったと思います。

続き……

 そのアナザーとの人間との関係の問題は、結局思ったほどは深く突っ込まれていきませんでしたけど、なかなか面白かったです。できれば続きを見たいですけど、たぶん無理かなー。しょうがないので、ここから先は漫画を読むことにしましょう。

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