ほとんど予備知識もなくなんとなく見始めたんですけど、ハマりました。これ、面白いです。
シンプルイズベスト
お互い好き合っているのに、プライド等々が邪魔して、先に相手から告白させようと丁々発止の心理戦を展開する男女のお話。いわゆる、「お前らもう、付き合っちゃえよ」というやつですね。
骨組みはたったそれだけ。でも、シンプルなだけに、ブレないですし、お話の強度がしっかりしています。
ちなみに、副題にある天才たちというのは別に恋愛の天才という意味ではなくて、主人公の男女が名門高校の生徒会長と副会長ということで、二人とも恋愛に関しては無垢でもうダメダメというのがキモです。
あと、脇のキャラもよくて、書記の藤原さんは可愛いですし、会計の石上くんの陰キャラっぷりも好きです。
安定のスタッフ
脚本、演出ともレベル高いです。テンポもいいですし。脚本の中西やすひろさんは最近よく目にします。注目ですね。監督の畠山守(小俣真一)さんはキャリア長いですし、さすがの安定感です。お二人は『昭和元禄落語心中』の脚本監督コンビなんですね。あと、オープニングの曲が最高です。誰が考えたのか知りませんけどいいセンスしてます。
今期、いつの間にかこの作品が一番楽しみになっている気がします。恐るべし、ラブコメ、です。
――というのが前半の感想でした。後半もダレることなく、特に第十一話、第十二話の花火大会のエピソードはなかなかぐっときました。個人的には、かぐやさんと早坂さんのシーンが好き。
やっぱりラブコメは――よくできたラブコメは鉄板ですね。主要キャラがみんなすごくいい味出してて、本当に楽しかったです。
二期、作ってくれないかなー。
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