面白かった~。まったく期待していなかったから余計かもしれませんけど、ほんと、面白かったです。続きが見たい!
キャラクターが熱い!
第八話は新入部員たちの登場。これがまた個性的で、しかもみんな弱そう。ということは、ここから強くなっていく段階がとてつもなくたくさんあるということですよね。この作品、宵越くんたちのような強い者たちばかりではなくて、今はまだぜんぜん強くない人たちもちゃんと出してきているところがいいです。しかも、たいていこういうスポーツものでレギュラーじゃないキャラクターって、ほとんどモブ、みたいな扱いなんですけど、この作品は結構個性的なキャラクターを配置していて、そこも魅力的だと思います。
第九話は水澄くんと伊達くんのお話です。言ってしまえば、よくあるチームメイト同士のつながりを描いた回ですね。よくある、といえばよくあるお話なのですけど、結局のところベタで定番の展開って、それだけ長く生き残っているということは、やっぱりなにかあるわけですよね。もちろんそこにオリジナルの要素をどれだけ入れることができるかが重要ですけど。水澄くんは宵越くんとは別の意味でスポーツ嫌いで喧嘩に明け暮れていた不良、かたや伊達くんは元野球部でバリバリの体育会系という関係なのですけど、なんかいいんです、この二人。いえ、この二人に限らず、この作品の登場人物たち、そしてお互いの関係性、嫌味がないっていうか、見ていて気持ちがいいんですよね。これは原作の良さなのか、脚本のうまさなのか、ちょっと判断できないのですけど。
で、第十話から第十二話までは、試合です。主人公宵越くんの先輩で部長である王城さんのかつての弟子(?)、佐倉くんのいる高校との練習試合ですね。この佐倉くんとチームメイトの右藤くんとの関係が描かれるんですけど、これまた熱いんですよね。
試合が熱い!
何回か言ってますけど、結局のところ、スポーツものって、そのスポーツの面白さがきちんと描かれていないと、ダメだと思うのです。逆に言うと、そこさえきちんと描けていれば、スポーツものは鉄板だと思います。
この作品、ほとんどの人がそのルールすら知らないであろうカバディの試合を分かりやすく、見やすく、しかもその競技の面白さをうまく表現していると思います。まだ練習試合しかやってませんけど、とにかく競技が熱いです。競技の内容自体がシンプルだというのも大きいと思いますけど、演出もいい意味でオーソドックス、でもそれがいい感じです。今っぽくないところが逆にいい、っていうか。トムスエンタテインメントって感じです。
あと、女性キャラが一人も出てきてないのが(アニメでは、ですけど)、潔くていいです。あの『ハイキュー!!』でさえ女子マネ出してましたからね。はっきり言って、女子要素いらないです。できればこのままいってほしい。
第二期、ないですよね、たぶん。見たいなー。原作買おうかどうか、真剣に悩んでいる今日この頃。とにかく面白かったです。