『ヒナまつり』 第一話~第十二話(終)

©2018 大武政夫・KADOKAWA刊/ヒナまつり製作委員会

 すごい! むちゃくちゃ面白いです! なんですか、これ。漫画が原作なんですけど、これまでまったく存在を知りませんでした。

ストーリー?

 ある日突然、インテリヤクザのところに超能力少女が転がり込んで居座ってしまう、というお話……なんですけど、このストーリーを聞いてほとんどの人が想像するであろう内容の、10%くらいしか該当していません。たぶん。

 もう、斜め上を行きすぎています。説明するのも野暮なので、とにかく機会があれば見てくださいとしか言えない。

ギャグ+人情物?

 基本路線はギャグ+人情物、と言っていいと思います。特にその人情物の部分がすごい。でもそれは、決して表面的なものじゃなくて、きちんと深いところまで消化したものを内包しています。それがとにかく深い。なかもう、人生の真実って感じです。しかも、それをちゃんとエンターテイメントの中に落とし込んでいる。素晴らしい!

 今どき、こんな作品があるんですね。びっくりです。そして、この監督が『ウマ娘 プリティーダービー』の監督と同じ人というのが、さらにびっくりです。

 で。十二話まで見た感想ですけど。あー面白かった。

 いやー。こんなに面白い作品だとは思いませんでした。私は特に瞳ちゃんの出てくるお話が好きでした。

 基本ギャグなんですけど、なんかよく分からないけど、深い。

 あと、ラストがちゃんと1話の最初のシーンにつながっていて、うまかったです。漫画も読もうかなー。

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