原作の漫画が少し前から評判になっていて、ずーっと気にはなっていたのですが未読のまま、アニメ化されちゃいました。
大枠
舞台は日露戦争の数年後、アイヌの人たちが隠した金塊をめぐって、北海道を舞台に命を懸けた争奪戦が繰り広げられる……でいいのかな? でも、これだけでは、この作品の一番の魅力は伝わりません。
主人公はひょんなことから金塊の存在を知ることになった日露戦争の生き残り、通称不死身の杉本。この人が無茶苦茶強いのに、不思議な魅力があって、なかなか面白いキャラクターです。そして、彼を助けるのが、アイヌの女の子、アシリパさん。彼女がとにかく可愛い! なんですか、これ。しかも強い! 素晴らしいヒロインです。まずは、このふたりのキャラクターが絶品。
魅力
そして、私的に最大の魅力は、アイヌの人たちのこと。これまであまり知らなかったアイヌのことがわかって、面白い! 彼らの生活の知恵、狩りのやりかた、そして、なんといっても食べ物! これがむちゃくちゃおいしそう! 野生のリスを獲って鍋にして食べるところとか、もう最高においしそうです。そして、なんといっても脳みそ。私はこれまで豚の脳みそしか食べたことがないのですけど(ベトナムで食べました)、おいしいだろーなー、リスの脳みそ。
そんなお楽しみ要素を盛り込みながらも、基本はエンターテイメント、とても骨太な冒険活劇です。シリーズ構成・脚本(脚本は他の人も参加)は『黒子のバスケ』、そして現在放送中の『銀河英雄伝説 Die Neue These』などの高木登さんです。さすが、安心して見れますねー。
さて、十二話まで見終わっての感想です。面白かったー。ストーリーはもうわき道にそれまくっていて、ええと刺青の男って何人いるんだっけ? という状態なんですけど、そんなことどうでもいいくらい面白いです。で、やっぱり、アイヌの食べ物や文化を知ることが楽しい。
登場人物のキャラがみんな立ちまくっていて素晴らしいですですね。特に主役の二人、杉元とアシリパさんがいいですねー。こんなキャラ作れたら楽しいだろーなー。
第二期が十月からスタートですね。楽しみです! ぜひ、ラストまでやってほしい。原作読もうかなー。ただ、原作は既に13巻まで出ているのですが、アニメはどこまでやってくれるのでしょう。これ、途中で終わったら、続きがすごく気になるんですけど……。