渋いなー。なんかこの回、渋かったです。と思ったら、脚本は私の大好きな根元歳三さん、そして絵コンテは大ベテランの金子伸吾さん(少女革命ウテナとかいろいろ!)なのでした。なんという安定感。
動乱はあっさり
タイトルのカストロップ動乱は前半であっさりと終了。でも、原作はもっとあっさりしていて、戦闘シーンの描写はありません。マクシミリアンの粗暴な態度もアニメオリジナルですね(石黒監督版、この辺覚えてない……)。
前半ではキルヒアイスの実力と、元帥府のメンバーを見せる感じですね。キャラデザが今風、そしてみんな若い……。
さすがの絵コンテ
後半はオーベルシュタイン、ですね。私、この人けっこう好きです。この回の室内シーンは、カメラ固定(フィックス)のカットが多くて、すごく客観的な感じ。ちょっとドキュメンタリーっぽくもあります。前半のリヒテンラーデ財務尚書のところとか、カメラの前をリヒテンラーデの体が完全にふさいじゃうカットまである。見えない! いえ、別に彼の部下の顔なんて見たくないんですけどね。金子さん、凝ってるわ~。
オーベルシュタインのシーンも、引いた固定カメラが印象的です。ここは誰の気持ちにも寄ってないんですよね。三者それぞれ、心のうちに思うところがあるんでしょうけど、描写しない。それが緊張感を生み出してます。
でも、いちばん印象深かったのは、ラストの皇帝です。私的には、完全に持っていかれました。あれはずるい!
あ。ついでに、特番。最近の声優さんはイケメンですね~。
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