終わってしまいました、『かげきしょうじょ!!』。悲しい。もっと見ていたかったです。でもしょうがないですね。2期を希望します。
役を演じるということ さらさちゃんその3
さらさちゃんのティボルト役への思いは、ほぼほぼ前回で明らかになっています。今回はいよいよその成果が描かれるわけですね。今回改めて思ったのは、やっぱりアニメで人間の演技を描くことの難しさです。
私は以前、「演じること、どうすればうまく役を演じることができるのか、役を演じるとはどういうことなのかを描くことは、アニメという表現手法にとってはまったく問題はありません」と書きました。確かに、彼女たちがどのような経験をしていて、それがどうやって役に結び付いているのかは、十二分に描かれていると思います。
ただ、その結果としての彼女たちの演技そのものはどうかというと、私はどうしてもアニメの限界を感じてしまいます。生身の人間にはかなわないな、と思ってしまう。私は映画やアニメといった映像作品と比べたらそれほどナマの舞台を見ているわけではありませんけど、そんなことを思ってしまいました。このあたりのことは舞台をたくさん見ている人の意見を聞いてみたいです。
ということで、さらさちゃんの演技は原作を読んだときほどグッときませんでしたけど(原作は脳内で補完されますから)、気合の入った作画でかっこよかったです。
あと、諏訪部さんの声と演技がぜんぜんロミオっぽくなくて、がくってなりました。
役を演じるということ 杉本さん
さて、Bパートですけど、これは原作の構成上仕方のないことかもしれませんが、最後が杉本さんのエピソードなんですよね。ここまで、作品としては群像劇というスタンスがはっきりとしているので、大きな違和感というほどではないのですけど、そこで終わる? という気がしないでもなかったです。
と、ラストは意外とあっさりと終わってしまいましたけど、これ、ぜひ2期やってほしいです。ともあれ、楽しかったです。