『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 第一話~第二話

© 岡田麿里・絵本奈央・講談社/荒乙製作委員会

 昨年は『さよならの朝に約束の花をかざろう』という傑作映画を初監督で撮ってしまった岡田磨里さん。彼女が原作を書いた漫画のアニメ化です。漫画は未読。ところでこの漫画って『別冊少年マガジン』連載だったんですね。知らなかった。

 お話は、「文芸部に所属する5人の女子高生が性に振り回され、悩む様子が描かれる。」(Wikipediaより)というもの。一見手ごわそうなテーマですけど、思いっきり紋切り型にもできちゃうし、どこまでリアルに寄せるのかなど、作り手としては悩ましくもやりごたえがありそうです。

 でもこれ連載が少年誌ということで、どういう層に向けて、何を発信しようとするのか、そこがまず気になるところではあります。第二話の段階では、そこまではまだはっきりとは見えてはいません。  今のところ、とても真っ当です。 たぶん今期のなかで最もテーマ性の高い作品だと思います。彼女たちの青春を最後まで見届けたいです。

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