第六話でややペースダウン? と思ったのですが、第七話で、また一気に物語が締まりました。これまではあまり描かれていなかった大人たちの世界が少しずつ描かれていきます。そのなかで、南極行きが決して順風満帆ではないことが明かされ、それを目にしたキマリたち女の子の不安と、でもどこかワクワクしている彼女たちの雰囲気がとても自然な感じで描かれていて、うまいです。
どうやら私は、こういう、大人たちと子供たちとの関係性や距離感が好きみたいです。ラストのキマリたちの自己紹介のシーンはじぃーんとなります。
そして第七話。いよいよ出航です。
第八話の船酔いのシーンは、見てるこっちまで気分が悪くなってくる、ある意味迫真の回でした。
しらせちゃんと隊長との関係性を描く第九話を経て第十話、ついに南極上陸です。そして、この作品のテーマである『友情』がここで再度真正面から描かれます。
今どき、『友情』ですよ。いや、『友情』というか、『友達って何?』っていう、これ、本当に今やるんですか? と企画書だけ見せられたら思っちゃうようなテーマなんですけど、これが、うまい。すんなりと感動させられてしまいます。また泣いちゃいましたよ、もう。
というわけで、残すところあと二話。たぶん、ここからはしらせちゃんのお母さんのお話が中心なってくるはず。期待大です。
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